「模試」は「模擬試験」の略で、本番の試験に似せて行う練習用のテストのことです。英語で「模試」を言う場合は、いくつかの言い方を組み合わせて表現します。
最も一般的なのは「mock exam」または「practice test」です。「mock」は「模造の」「まねた」という意味があり、「mock exam」はイギリス英語でよく使われます。たとえば「We’ll have a mock exam next week(来週、模擬試験があります)」のように言います。学校や資格試験の準備で頻繁に使われる表現です。
一方、アメリカでは「practice test」や「sample test」の方が自然です。「practice」は「練習」という意味なので、「I took a practice test for TOEFL(TOEFLの模試を受けた)」のように使うとわかりやすいですね。「trial exam」や「test run」という言い方をすることもありますが、少しフォーマルまたは比喩的な響きになります。
また、「模試を受ける」は「take a mock exam」または「sit a mock exam」と言います。イギリスでは「sit an exam(試験を受ける)」という表現が一般的です。
興味深いのは、英語圏でも「模試」の文化がとても重視されていることです。特に大学入試や資格試験では、模試を通して時間配分や出題形式に慣れることが大切だと考えられています。つまり「mock exam」は、単なる練習ではなく「real test preparation(本番の準備)」という感覚なんですね。
