英語では「焼き芋」を「roasted sweet potato」または「baked sweet potato」と言います。どちらも「sweet potato(サツマイモ)」を「roast(直火で焼く)」または「bake(オーブンで焼く)」したという意味です。
「roasted」は火の上や炭火などでじっくり焼くイメージ、「baked」はオーブンやホイル焼きのように包んで加熱するイメージがあります。日本の石焼き芋は直火に近いので、「roasted sweet potato」がより近い表現です。
海外でもサツマイモはよく食べられていますが、日本のように皮ごとじっくり焼いて甘みを引き出す文化は珍しいです。アメリカでは感謝祭の時期に「baked sweet potato」や「sweet potato pie(スイートポテトパイ)」として登場しますが、味付けにバターやシナモン、マシュマロを加えるのが一般的です。日本のような焼き芋とは少し違います。
また、「yakiimo」という言葉自体も、近年では海外でそのまま使われることがあります。特に日本食ブームの影響で、「Yakiimo」として売られる屋台や専門店も見られるようになっています。こうした場合、「Japanese-style roasted sweet potato(日本風の焼き芋)」と説明されることが多いです。
「焼き芋」は英語にするとシンプルな表現ですが、その背景には日本独特の風景やぬくもりがあります。寒い日に手を温めながら食べる、あの香ばしい香りや甘さは、まさに日本の冬の象徴ですね。
