「参考書」は、英語では「reference book」や「study guide」と言いますが、文脈によって少し使い分けがあります。
まず、「reference book」は辞書や百科事典のように、必要なときに情報を調べるための本を指します。「dictionary(辞書)」「encyclopedia(百科事典)」「atlas(地図帳)」などは典型的な「reference books」です。たとえば「You can find that in a reference book(それは参考書に載っているよ)」のように使います。
一方で、試験勉強や授業の復習のために使う「参考書」は「study guide」「textbook supplement」などと呼ばれます。たとえば「I bought a study guide for the TOEFL test(TOEFLの参考書を買った)」のように使います。特定の試験対策本なら「prep book(準備本)」という略語もよく聞きます。「SAT prep book」や「IELTS prep book」のように使われます。
また、「参考にする」という動詞の表現では「refer to」が使われます。「Please refer to page 10(10ページを参照してください)」のように、参考書の中で案内するときにも登場します。「reference」という言葉の動詞形がこの「refer」です。
つまり、英語の「参考書」は目的によって呼び方が変わります。調べもの用なら「reference book」、学習用なら「study guide」や「prep book」。どちらも「学ぶための支え」という点では共通しています。
