日本語の「記念日」は、何かを祝ったり、思い出したりする特別な日を指します。英語では基本的に「anniversary(アニバーサリー)」という言葉が使われます。語源はラテン語の「annus(年)」で、「毎年訪れる日」という意味が込められています。
よく使われる例として「wedding anniversary(結婚記念日)」があります。「Our wedding anniversary is in June(私たちの結婚記念日は6月です)」のように使います。恋人や夫婦の間では「Happy anniversary!」と言ってお祝いしますが、これは誕生日の「Happy birthday!」と同じくらいポピュラーな表現です。
また、個人的な出来事だけでなく、国や社会に関する記念日にも使われます。「Independence Day(独立記念日)」や「the anniversary of the founding of the company(会社設立記念日)」のように、組織や国の節目の日にも「anniversary」が使われます。
ただし、「記念日」という言葉が必ずしも「毎年繰り返す日」を指さない場合もあります。たとえば、何かを記念して設けた日や行事のときは「memorial day」や「commemoration」という言葉が使われます。アメリカの「Memorial Day」は戦没者を追悼する祝日で、「anniversary」よりも「追悼」の意味が強い表現です。
また、特定の思い出の日をやわらかく言いたいときには「special day」や「the day we met(出会った日)」のように表現することもあります。
つまり、「記念日」は英語では状況によって「anniversary」「memorial」「special day」などに分かれます。それぞれの言葉に込められたニュアンスを知ると、英語で気持ちを伝えるときに、よりぴったりの言葉を選べるようになります。
