「予防接種」は英語で「vaccination」や「immunization」と言います。どちらも似た意味を持ちますが、使い方には少し違いがあります。
「vaccination(ワクチン接種)」は、文字通りワクチンを打つ行為を指します。「I got a vaccination against influenza(インフルエンザの予防接種を受けた)」のように使われます。一方「immunization(免疫付与)」は、体が病気に対して免疫を得るという結果や仕組みを強調する言葉です。医療や公衆衛生の文脈ではこちらもよく登場します。
日常会話では、もっとシンプルに「shot(注射)」という単語もよく使われます。「I got my flu shot yesterday(昨日インフルエンザの予防接種を受けた)」のように言えば、自然で親しみやすい表現になります。「vaccine shot」や「COVID shot(コロナワクチンの注射)」という言い方もよく耳にします。
また、子どもの定期接種などを指す場合は「vaccination schedule(予防接種スケジュール)」や「routine immunization(定期予防接種)」と表現します。学校や病院からの案内では、「You need to show proof of vaccination(接種証明を提出してください)」という文も一般的です。
面白いのは、「vaccine(ワクチン)」という言葉の語源です。もともとはラテン語の「vacca(雌牛)」に由来します。18世紀に牛痘(ぎゅうと)を使って天然痘の予防をしたことが始まりで、そこから「vaccine」という言葉が生まれました。
つまり、英語で「予防接種」は、場面によって「vaccination」「immunization」「shot」などを使い分けます。
