「日記」は英語で「diary(ダイアリー)」または「journal(ジャーナル)」と言います。どちらも「日々の出来事を書くノート」という意味ですが、使われ方やニュアンスには少し違いがあります。
「diary」は、比較的個人的でプライベートな記録を指します。たとえば「keep a diary(毎日の日記をつける)」と言えば、自分の気持ちや出来事を書き留める習慣を指します。日本語の「日記帳」に一番近い言葉です。「Dear Diary…(親愛なる日記へ)」と始まる書き出しは、英語圏の文化でもおなじみです。
一方で「journal」は、少しフォーマルで目的意識のある記録を表します。「travel journal(旅行記)」「study journal(学習記録)」など、テーマを決めて記録することが多く、感情よりも「気づき」や「振り返り」に重点を置く傾向があります。また、学術的な「academic journal(学術誌)」という使い方もあります。
最近では、英語学習やメンタルケアのために「journal writing(ジャーナルを書くこと)」を習慣にしている人も増えています。英語で短い文章を書き、自分の考えを整理する練習としても効果的です。
ちなみに「log」という言葉も、日記に似た意味で使われます。たとえば「blog(ブログ)」の語源は「web log(ネット上の日記)」です。航海の記録をつける「ship’s log(航海日誌)」のように、出来事を客観的に書くニュアンスがあります。
このように、「日記」は英語で「diary」「journal」「log」といった言葉に分かれ、それぞれに目的や雰囲気の違いがあります。
