日本語でもおなじみの「ガイドブック」は、英語ではそのまま「guidebook」と言います。「travel guidebook(旅行ガイドブック)」や「museum guidebook(美術館の案内書)」のように、行き先や目的をつけて使うのが一般的です。
「guide」は「案内する人」や「導くもの」という意味の単語で、「book」はもちろん「本」ですね。つまり「guidebook」は「案内する本」という、とてもわかりやすい組み合わせです。旅行先で役立つ情報がまとまっている本のことを指します。
英語では同じ意味で「travel guide」や「tourist guide」という言い方もあります。「guidebook」は紙の本を指すことが多いですが、「travel guide」はウェブサイトやアプリの形でも使われます。たとえば「Lonely Planet(ロンリープラネット)」や「Rough Guides(ラフガイド)」といったシリーズは世界的に有名な「travel guidebook」です。
また、分野によっては「guidebook」が比喩的に使われることもあります。「a guidebook to success(成功への手引き)」や「a guidebook for new parents(新しい親のためのガイド)」のように、必ずしも旅行に関係しない場面でも使われます。「マニュアル」や「入門書」に近いニュアンスです。
ちなみに、イギリスでは「handbook」も似た意味で使われます。こちらは実用的な情報をまとめた本で、旅行よりも仕事や学習などの場面に向いています。
このように「guidebook」は、旅のためだけでなく「何かを理解するための案内」という広い意味を持っています。英語でこの言葉を聞くときは、単なる「観光の本」ではなく、「知識や経験へ導く道しるべ」としてのイメージも浮かべてみると、ちょっと深く感じられるかもしれません。
