「水平線」は英語で「horizon(ホライゾン)」と言います。「the horizon」のように定冠詞をつけて使うのが一般的で、「The sun is setting below the horizon(太陽が水平線の下に沈んでいく)」のように表現します。
「horizon」という言葉には、単なる線という以上の意味があります。もともとはギリシャ語で「制限する、区切る」という語源を持ち、空と地上の境界を表していました。そこから転じて、「視界の限界」や「見える範囲」といった抽象的な意味でも使われるようになりました。たとえば「broaden your horizons」と言えば「視野を広げる」、「on the horizon」は「もうすぐ起こりそうな」という比喩表現になります。
同じような言葉で「海の地平線」を強調したい場合、「sea horizon」や「ocean horizon」と言うこともあります。逆に、山や丘など地上の線を指すときには「skyline」という言葉を使います。「New York has a beautiful skyline(ニューヨークは美しいスカイラインがある)」のように、建物が並ぶ「空との境界線」を意味します。
「horizon」は文学や詩の中でもよく登場する言葉で、未来や希望の象徴として使われることも多いです。見えそうで見えないその線は、「限界」でもあり「可能性」でもあるからかもしれませんね。
