実は通じない?「NG」の意外な正体と英語圏のリアルな表現

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日本語で「ダメなこと」「禁止されていること」を指す際、私たちは当たり前のように「NG」という言葉を使います。しかし、実はこれ、英語圏ではほとんど通じない「和製英語」だということをご存知でしょうか。

「NG」はもともと「No Good」の略称ですが、ネイティブスピーカーが日常会話で「It’s NG.」と言うことはまずありません。では、なぜ日本でこれほどまでに定着したのでしょうか。その由来は、映画や放送業界にあると言われています。撮影中に失敗したテイクを「No Good(良くない)」とメモしていたのが、いつしか業界用語として「NG」と略され、それがお茶の間に広まったというのが有力な説です。

では、英語で「それはダメだ」と伝えたいとき、ネイティブは何と言うのでしょうか。最も一般的なのは「No-go」という表現です。「The plan is a no-go.(その計画はダメだ/中止だ)」といった具合に使われます。また、もっとカジュアルに「Not good」と言ったり、ルールとして禁止されているなら「Not allowed」を使ったりするのが自然です。

また、最近の英語圏(特にSNSやビジネス)でよく使われる面白い表現に「Red flag(レッドフラッグ)」があります。これは「危険信号」や「NGな兆候」を意味します。例えば、付き合う前の相手の言動に「うわ、これはダメだ」と感じるポイントがあれば、「That’s a big red flag.」と言ったりします。日本語の「地雷」に近いニュアンスで使われることも多い、トレンド感のある表現です。

さらに、ネット上でよく目にする「NG」に近い表現に「NSFW」があります。これは「Not Safe For Work」の略で、「職場(人前)で見るのはNG」という意味です。過激な画像や動画に付けられる警告タグとして、英語圏のネット文化には欠かせない表記となっています。

文法的な注意点として、もし英語で「No good」を使う場合は、「It’s no good.(それは無駄だ/良くない)」という形が基本です。しかし、これも「禁止」という意味よりは、「故障している」「役に立たない」というニュアンスが強くなります。

何気なく使っている「NG」という言葉。実は日本独自の進化を遂げた言葉だったのです。海外旅行やビジネスの場で「それはNGです」と言いたいときは、その場の状況に合わせて「It’s not allowed.」や「That’s a no-go.」と使い分けてみると、よりスムーズに意図が伝わるはずですよ。

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