スペイン語の「どういたしまして」は「De nada」が一般的ですが、他にも色々な表現方法があります。状況に応じて使い分けると表現の幅も広がります。今回は「どういたしまして」と伝える10のフレーズをご紹介します。
De nada どういたしまして
最も一般的な表現です。どんな場面でも使える万能のフレーズです。deは「~について」、nadaは「何も~ない」を意味する単語で、直訳すると「感謝なんていらないよ」という意味になります。英語の「You’re welcome」にあたります。
B:De nada. どういたしまして。
No hay de qué どういたしまして
こちらも一般的な表現です。hayは動詞haber(~がある)の3人称単数形です。こちらも「感謝することなんてないよ」という意味になります。De nadaより若干フォーマルですが、ほぼ同じ意味です。英語の「Don’t mention it」にあたります。
B:No hay de qué. どういたしまして。
No es nada 大したことないよ
カジュアルな表現です。「大したことないよ、何もないよ」という意味です。何か心配された時の返事としても使います。英語の「It’s nothing」にあたります。
B:Sí, no te preocupes. No es nada. 心配しないで、何もないよ。
Gracias a usted こちらこそ
フォーマルな言い方です。「あなたにありがとう、あなたのおかげです」という意味です。省略した「A usted」も良く使います。英語の「Thanks to you」にあたります。
B:Gracias a usted. あなたのおかげですよ。
Gracias a ti こちらこそ
フレンドリーな言い方です。「君にありがとう、君のおかげだよ」という意味になります。省略した「A ti」も良く使います。
B:A ti. そっちこそ。
Está bien 大丈夫だよ
カジュアルな表現です。「大丈夫、オッケー、良いよ、了解」などの意味にもなり、色々な場面で使えるフレーズです。英語の「All right」や「It’s all good」にあたります。
B:Está bien. 大丈夫だよ。
No hay problema 問題ないよ
「何も問題がない」という意味があり、感謝された時だけでなく、心配された時にも使います。英語の「It’s no problem」にあたります。
B:No hay problema. 何も問題ないよ。
No te preocupes 心配しないで
カジュアルな表現です。「心配することはない」という意味があり、感謝・心配されたときの返事として使う表現です。フォーマルな言い方は「No se preocupe」です。英語の「Don’t worry」にあたります。
B:Está bien, no te preocupes. 大丈夫だよ、心配しないで
Es un placer 光栄です
日本語では「どういたしまして、光栄です」と訳されることが多いです。placerは「喜び、楽しみ」を意味する名詞で、直訳すると「それは私の喜びです」というニュアンスになります。英語の「it’s my pleasure」にあたります。
B:Es un place. どういたしまして。
Con gusto 喜んで
直訳すると「喜びと一緒に」という意味があります。conは「~と」一緒にを意味する前置詞、gustoは「味、味覚、喜び、好み」など色々な意味がある名詞です。De nadaとセットでも使います。英語の「With pleasure」にあたります。
B:De nada, con gusto. どういたしまして
まとめ
今回は「どういたしまして」と伝えるフレーズをご紹介しました。De nada以外にも色々な表現があり、どれも日常会話で使える簡単なフレーズです。De nadaに飽きたら、是非色々な「どういたしまして」を使ってみてください。