今回のフレーズは「The law is an ass」です。
「The law is an ass」は、直訳すると「法律はロバだ」となりますが、実際には「法律は不合理である」「法律は時に馬鹿げている」「法律は融通が利かない」という意味になります。
このフレーズは、法律や規則が不合理であったり、不適切に適用されたりする状況を表現しています。
例えば、不公平な判決を受けたときに「The judge’s decision shows that the law is an ass.(裁判官の判決は、法律が不合理であることを示している)」と言うことができます。また、旧時代的な法律が現代にそぐわないと感じる場合に、「This outdated regulation proves that the law is an ass.(この時代遅れの規制は、法律が時に馬鹿げていることを証明している)」と言うこともできます。
「The law is an ass」の由来は、チャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』(1838年)にあります。このフレーズは、法律が非合理的であることを風刺的に表現するために使われました。ロバ(ass)は頑固で愚かな動物とされており、これに法律を例えることで、その不合理さを強調しています。
まとめると、「The law is an ass」は、文字通り「法律はロバだ」という意味ではなく、法律が不合理であったり、馬鹿げていることを指します。このフレーズを使うことで、法律の不合理さや不適切な適用に対する批判を表現することができます。
この「The law is an ass」を使って、法律が不合理である場面やその適用が馬鹿げている場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
法律はロバだ。法律は不合理である。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。