今回は、よく使われる不定詞についてご紹介します。不定詞(infinitive)は「to + 動詞の原形」の形をとり、英語でよく使われる表現のひとつです。特定の動詞やフレーズと組み合わせて使われることが多く、それぞれに決まった意味があります。この記事では、日常的に使われる不定詞のフレーズをカテゴリ別に整理し、それぞれの意味や使い方をわかりやすく解説します。

不定詞(infinitive)とは?意味と使い方をわかりやすく解説
不定詞(infinitive)とは、「to + 動詞の原形」の形を取り、名詞・形容詞・副詞の働きをす…
目的を表す不定詞
不定詞は、目的を示す場合によく使われます。「〜するために」といった意味で使用されます。
- I went to the library to study.(私は勉強するために図書館に行った。)
- She left early to catch the train.(彼女は電車に間に合うために早く出発した。)
意志・計画を表す不定詞
未来の意志や計画を示す際にも不定詞が使われます。
- I want to go abroad.(私は海外に行きたい。)
- He decided to quit his job.(彼は仕事を辞めることを決めた。)
- She hopes to see you soon.(彼女はすぐにあなたに会えることを望んでいる。)
義務・必要を表す不定詞
何かをしなければならない、または必要な場合に不定詞が使われます。
- I have to finish my homework.(私は宿題を終わらせなければならない。)
- We need to find a solution.(私たちは解決策を見つける必要がある。)
感情・理由を表す不定詞
感情や理由を示す際にも不定詞を使います。感情の原因を説明するために使用されます。
- I’m happy to see you.(あなたに会えてうれしい。)
- She was surprised to hear the news.(彼女はそのニュースを聞いて驚いた。)
人の行動を促す不定詞
他の人に行動を促したり、依頼したりする場合にも不定詞が使われます。
- He told me to wait.(彼は私に待つように言った。)
- She asked me to help her.(彼女は私に手伝ってほしいと頼んだ。)
疑問詞 + 不定詞
疑問詞と不定詞を組み合わせることで、選択や方法を尋ねる表現が作れます。
- I don’t know what to do.(私は何をすべきかわからない。)
- He taught me how to swim.(彼は私に泳ぎ方を教えてくれた。)
- Can you tell me where to go?(どこへ行けばいいか教えてくれますか?)
不定詞を使ったよくある表現
日常会話やビジネスシーンで役立つ不定詞を使ったフレーズを紹介します。
- To be honest, …(正直に言うと、…)
- To make a long story short, …(要するに、…)
- It’s difficult to say.(それは言いにくい。)
- There’s no need to worry.(心配する必要はない。)
よく使われる不定詞を取る動詞
不定詞を後ろに続ける動詞もたくさんあります。以下の動詞は、不定詞とともに使われることが多いです。
1. 意志・計画を表す動詞
未来の意志や計画を示す動詞。
- want to ~(~したい)
- wish to ~(~することを願う)
- hope to ~(~することを望む)
- plan to ~(~する計画を立てる)
- decide to ~(~することを決める)
例文:
- I want to visit Japan.(私は日本を訪れたい。)
- She decided to study abroad.(彼女は留学することを決めた。)
2. 忘れる・覚えている系の動詞
記憶や意識に関連する動詞で、不定詞を使う場面があります。
- remember to ~(忘れずに~する)
- forget to ~(~するのを忘れる)
- try to ~(~しようとする)
例文:
- Don’t forget to call me.(私に電話するのを忘れないでね。)
- He tried to open the door.(彼はドアを開けようとした。)
3. 申し出る・拒否する系の動詞
意志を示す動詞として不定詞が使われます。
- offer to ~(~することを申し出る)
- agree to ~(~することに同意する)
- refuse to ~(~することを拒否する)
例文:
- She offered to help me.(彼女は私を手伝うことを申し出た。)
- He refused to answer the question.(彼は質問に答えるのを拒否した。)
4. 学ぶ・知る系の動詞
学習や習得を表す動詞。
- learn to ~(~することを学ぶ)
- manage to ~(何とかして~する)
- fail to ~(~することに失敗する)
例文:
- I learned to drive when I was 18.(私は18歳のときに運転を学んだ。)
- He managed to escape.(彼は何とか逃げることができた。)
まとめ
この記事では、よく使われる不定詞のパターンとその意味・使い方を紹介しました。不定詞は「to + 動詞の原形」の形を取ることで、目的、意志、必要、感情、依頼、疑問など、さまざまな意味を表現できます。これらを覚えて活用することで、英語の表現力が大きく向上します。ぜひ、日常会話やライティングで積極的に使ってみてください!