日本語の「お腹」はとても便利な言葉で、「お腹がすいた」「お腹が痛い」のように日常的によく使います。英語にも対応する表現はありますが、状況によって言い方を選ぶ必要があります。
体の部分として「お腹」を指すとき、いちばん一般的なのは「stomach」です。「My stomach hurts(お腹が痛い)」のように使います。ただし、医学的に「stomach」は「胃」そのものを意味することもあるので、病院などでは「abdomen(腹部)」という言葉がよく使われます。
見た目として「お腹」と言いたいときは「belly」や「tummy」という単語もあります。「belly」はカジュアルな表現で、「beer belly(ビール腹)」のように使われます。「tummy」は子どもや家族との会話でよく使うやさしい言い方で、「My tummy hurts(お腹が痛い)」と子どもが言ったりします。
比喩的な表現も豊富です。「butterflies in one’s stomach」は「緊張してドキドキする」という意味で、直訳すると「お腹の中にチョウチョがいる感じ」。また、「go with one’s gut」は「直感に従う」という表現で、「gut」は腸を意味しますが、ここでは「本能的な感覚」を指しています。
このように、英語の「お腹」は「stomach」「belly」「tummy」「abdomen」など、場面や雰囲気によって言葉を選び分ける必要があります。日本語の「お腹」一語にいろんな意味が詰まっているからこそ、英語では複数の単語を知っておくと便利ですね。
