英語と日本語の「疑問文」の違いとは

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英語と日本語を比べると、質問の仕方に大きな違いがあります。

英語では疑問文を作るとき、語順を変えるのが基本です。「You are a student.」を質問にすると「Are you a student?」となり、動詞や助動詞を前に出すルールがあります。ほかにも「Do you like sushi?」「Will she come tomorrow?」など、必ず形を変えなければならないですよね。

一方、日本語では語順を変える必要はほとんどありません。文の最後に「か」をつけるだけで疑問文が完成します。「あなたは学生です」→「あなたは学生ですか」。とてもシンプルで、形そのものはあまり変わりませんね。

また、英語は「yes/no」で答える質問と、「what」「where」「why」などの疑問詞を使う質問をしっかり区別します。「Do you like coffee?」「Where do you live?」といった具合です。日本語でも「はい/いいえ」で答えられる質問と「何」「どこ」で始まる質問がありますが、文法的な操作は英語ほど複雑ではありません。

さらに、日本語には「上げ調子」で聞けば疑問文になるという特徴もあります。友達同士の会話で「行く?」と語尾を上げるだけで質問になりますが、英語では「You go?」と語尾を上げても不自然で、やはり「Are you going?」のようにルール通りに変化させる必要があります。

つまり、英語の疑問文は「形の変化が必須」、日本語の疑問文は「文末の工夫で柔軟に作れる」という違いがあります。両方の仕組みを知ると、質問の仕方ひとつでも言語の性格がよく表れているのが分かりますね。

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