英語で砂糖といえば、基本は「sugar」です。読み方にちょっと特徴があって、頭の「s」が「シュ」に近い音になります。「シュガー」と発音するのを初めて知ったとき、驚いた方も多いかもしれません。
ただし、砂糖にはいろいろな種類があり、英語でもその違いによって呼び方が変わります。たとえば料理によく使う白砂糖は「granulated sugar」。粒が細かい上白糖に近いものは「caster sugar」や「superfine sugar」と呼ばれることがあります。ケーキやお菓子作りで欠かせない粉砂糖は「powdered sugar」または「confectioners’ sugar」と言います。
茶色っぽい砂糖も英語ではちゃんと区別されています。「brown sugar」は糖蜜を含んでいるので風味が強く、クッキーなどにコクを出すときに使われます。また、ざらめに似た「demerara sugar」や「turbinado sugar」など、地域ごとの名前もあります。
面白いのは、「sugar」が単に食品の名前としてだけでなく、比喩的にも使われることです。恋人や子どもに対して「Hey, sugar!」と呼びかけると、甘い響きの愛称になります。「ハニー」と呼ぶのと少し似ていますね。
このように「sugar」はただの材料名にとどまらず、種類ごとに細かい表現があり、さらには人との距離を縮める言葉としても使われます。英語を学ぶとき、身近な食材ひとつをきっかけにしても、言葉の広がりを発見できるのが楽しいところです。
  
  
  
  