英語で「甘える」は何て言う?「甘える」に関する英語表現

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日本語の「甘える」は、実は英語にぴったり対応する言葉がありません。子どもが親に甘える、恋人に甘える、誰かに頼る。その場面ごとに少しずつ意味が違うからです。英語では、状況に合わせてさまざまな表現を使い分けます。

たとえば子どもが親に「抱っこして」「構って」と甘えるようなときは、「cling to」や「be spoiled」という言い方があります。「The child clings to his mother.(その子はお母さんに甘えている)」のように使います。「spoil」はもともと「甘やかす」という意味で、「a spoiled child(甘やかされた子ども)」のように形容詞でも使えます。

一方、恋人や友人に対して「少し甘えたい」という気持ちを表すなら、「depend on」や「lean on」も使えます。「I can lean on you when I’m tired.(疲れたとき、あなたに甘えられる)」のように使うと、優しいニュアンスになります。「rely on」も「頼る」という意味ですが、少し真面目な響きがあるため、日常の甘えとは少し違います。

また、英語では感情をストレートに表すことが多く、「I want you to take care of me.(かまってほしい)」「I just need a little love.(少し優しくしてほしい)」といったように、自分の気持ちを具体的に言葉にすることもよくあります。

つまり、「甘える」は英語で一語に置き換えるのが難しい、心の動きまで含んだ言葉です。だからこそ、英語で伝えるときには「どんな甘え方をしているのか」を少し丁寧に説明すると、自分の気持ちを正確に伝えやすくなります。

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