「成功」は英語で「success(サクセス)」と言います。とてもよく知られた単語ですが、その使い方やニュアンスはさまざまです。
まず名詞としての使い方では、「He achieved great success(彼は大きな成功を収めた)」や「Her success came after years of effort(彼女の成功は長年の努力のあとにやってきた)」のように使われます。この「success」は結果そのものを表しますが、そこには努力や忍耐の過程も暗に含まれています。
動詞の「succeed」もよく使われます。「He succeeded in passing the exam(彼は試験に合格することに成功した)」というように、「succeed in + 動詞 ing」で「~に成功する」という形になります。フォーマルな言い方なので、ビジネスや文章でもよく登場します。
面白いのは、「succeed」に「後を継ぐ」という意味もあることです。「He succeeded his father as president(彼は父の後を継いで社長になった)」のように、成功と継承が同じ語源から来ています。どちらも「後に続く」というラテン語の「succedere」に由来しています。つまり、英語の「成功」は「前に進むこと」「次につなぐこと」という感覚が根底にあるんですね。
また、「success」には人それぞれの価値観も反映されます。「success in life(人生の成功)」といっても、お金や地位だけでなく、「happiness(幸せ)」や「peace of mind(心の安らぎ)」を指すこともあります。英語圏でも、「What does success mean to you?(あなたにとって成功とは何ですか?)」という問いはよく話題になります。
