「昼ごはん」は英語で基本的に「lunch」と言います。とてもシンプルな単語ですが、国や文化によって「lunch」が指す内容やイメージは少しずつ違います。
アメリカやイギリスでは、「lunch」は一般的に12時前後に食べる軽めの食事を指します。サンドイッチやサラダ、スープなどが多く、日本のようにしっかりした定食を食べることはあまりありません。会社や学校では「lunch break(昼休み)」という言葉もよく使われます。
日本語の「お弁当」にあたるものは、「packed lunch」や「lunch box」と言います。「I brought my lunch(お弁当を持ってきた)」や「a homemade lunch(手作りのお弁当)」のようにも使われます。最近では「bento」という日本語も海外でそのまま通じるようになってきました。
また、地域によっては「dinner」が昼食を意味することもあります。特にイギリスの一部では、昔から「Sunday dinner」と言えば昼に食べるごちそうのことを指す場合があります。反対に「supper」が夕食を意味する地域もあり、食文化の違いが言葉に表れています。
「lunch」はただの食事の時間を超えて、社交の場にもなります。ビジネスの世界では「lunch meeting(昼食会議)」や「working lunch(仕事をしながらの昼食)」という表現もよく聞かれます。気軽な食事の中で話を進める文化は、英語圏ならではかもしれません。
つまり、「昼ごはん=lunch」と覚えるのは正しいけれど、その背景には国ごとの食習慣や生活リズムが息づいています。英語で「lunch」と言うときは、どんな食事を思い浮かべているのかを意識すると良いかもしれませんね。
