レストランやカフェで「持ち帰りですか?」と聞かれる場面、英語ではいくつかの言い方があります。もっとも一般的なのは「to go」と「takeaway」です。どちらも「持ち帰り」という意味ですが、使われる地域が少し違います。
アメリカやカナダでは「to go」が主流です。たとえば店員さんが「For here or to go?(店内ですか?お持ち帰りですか?)」と聞くのはおなじみのフレーズです。注文のときに「I’d like a coffee to go(コーヒーを持ち帰りでお願いします)」と言えばOKです。
一方で、イギリスやオーストラリアでは「takeaway」が一般的に使われます。「I’d like some fish and chips for takeaway(フィッシュ&チップスを持ち帰りで)」のように言います。また、持ち帰り専用の店を「a takeaway shop」と呼ぶこともあります。
もう少しフォーマルに言うなら、「to take out」も使えます。「Can I get this to take out?(これを持ち帰りにできますか?)」といった具合です。アメリカでは「takeout」という名詞もよく使われ、「We ordered Chinese takeout(中華の持ち帰りを頼んだ)」のように言います。
面白いのは、日本語の「テイクアウト」が英語では「to go」「takeaway」「takeout」など複数の表現に分かれている点です。どれも意味はほぼ同じですが、使う場所によって言い方が変わるのは英語らしい特徴ですね。
