「雪」は英語で「snow」と言います。とてもシンプルな単語ですが、英語では名詞としても動詞としても使える便利な言葉です。たとえば「It’s snowing.(雪が降っている)」のように動詞で使うこともあれば、「a lot of snow(たくさんの雪)」と名詞として使うこともできます。
「snow」は見た目や感触、季節の雰囲気など、英語でもさまざまなイメージと結びついています。たとえば「snowflake(雪の結晶)」「snowman(雪だるま)」「snowstorm(吹雪)」など、複合語もたくさんあります。特に「snowflake」は「一片の雪」から転じて、「個性的すぎて打たれ弱い人」というスラングにもなっています。
また、「white as snow(雪のように白い)」という表現は純粋さや清らかさを表します。詩の中にもよく登場し、英語では「雪」が清潔さや静けさの象徴として親しまれています。
地域によっては雪に関する表現も豊富です。カナダや北欧では、「powder snow(パウダースノー)」「slush(ぬかるんだ雪)」のように、雪の状態を細かく区別して話すことがあります。スキーやスノーボードをする人なら、「fresh snow(新雪)」という言葉にもなじみがあるかもしれません。
比喩的な使い方もあります。「snowed under」は「雪に埋もれる」から転じて、「仕事に追われている」という意味になります。「I’m snowed under with work(仕事で手一杯だ)」というように使います。
英語の「snow」は、ただの天気を表す言葉ではなく、自然の美しさや心の状態まで映し出す表現でもあります。日本語の「雪」と同じように、英語でも人々の感情や文化の中に深く溶け込んでいる言葉なんですね。
