「気象」は英語で「meteorology(ミティオロロジー)」と言います。少し長い単語ですが、「meteor(流星)」と同じ語源を持ち、「空で起こる現象の学問」という意味があります。つまり、「meteorology」は「気象学」や「天気の研究」を指す言葉です。
実際の天気そのものを表すときには「weather」が使われます。「The weather is nice today(今日はいい天気ですね)」のように、日常会話ではこちらのほうが圧倒的に一般的です。一方、「meteorology」は専門的な文脈で使われ、「Japan Meteorological Agency(気象庁)」のように、機関名や科学的な場面で登場します。「meteorological」は「気象(学)の」という意味の形容詞です。
気象に関する英単語は多くあります。たとえば「forecast(予報)」「temperature(気温)」「humidity(湿度)」「precipitation(降水量)」「pressure(気圧)」などです。天気予報を英語で聞くときに知っておくと便利です。「The weather forecast says it will rain tomorrow(天気予報では明日は雨だそうです)」のように使います。
また、気象現象そのものにもいろいろな単語があります。「thunderstorm(雷雨)」「typhoon(台風)」「snowfall(降雪)」「fog(霧)」「rainbow(虹)」など、自然の変化を表す豊かな語彙がそろっています。
英語では、気象は単なる自然現象としてだけでなく、比喩的にも使われます。「a storm of criticism(批判の嵐)」や「under the weather(体調が悪い)」など、気象の言葉が人の感情や状態を表すこともあります。
つまり、「気象」というテーマは英語でも科学と日常の橋渡しをしてくれる分野です。天気の話題はどこの国でも会話のきっかけになりやすいものですよね。「How’s the weather today?」から始まる一言が、交流の入口になるかもしれませんね。
