「暑い」と言うとき、英語では主に「hot」を使います。「It’s hot today(今日は暑いね)」のように、天気の話でよく登場するごく基本的な単語です。ただし、英語では「暑い」と言っても状況や感じ方によってさまざまな言い方があります。
たとえば、少し控えめに「暑い」と言いたいときは「warm(暖かい)」を使います。「It’s getting warm(だんだん暖かくなってきた)」というように、心地よい程度の暑さを表します。逆に、耐えられないほどの暑さなら「It’s boiling!(沸騰しそうなくらい暑い!)」や「It’s scorching hot!(焼けつくように暑い!)」といった強調表現も使われます。
また、「humid(蒸し暑い)」という言葉もよく登場します。湿度が高くてじめじめした暑さを指し、日本の夏にはぴったりの単語です。「It’s hot and humid in Tokyo in August(東京の8月は暑くて蒸し暑い)」のように使えます。
「hot」は、気温以外にも使うことができます。たとえば「hot coffee(熱いコーヒー)」「hot bath(熱いお風呂)」などのほか、「That’s a hot topic!(それは話題のネタだね)」というように「人気の」「注目されている」という意味にもなります。さらに人を指して「He’s hot」と言えば、「彼はかっこいい」「魅力的」という意味にもなります。
このように「hot」は、気温だけでなく、情熱・注目・魅力など、さまざまな「熱さ」を表す言葉です。その場の温度だけでなく、ちょっとした感情の温度まで感じられるのが面白いところですね。
