地震のニュースなどで使われる「本震」という言葉。英語では「main shock」または「main earthquake」と表現します。「shock」は「衝撃」という意味ですが、地震学では「地震そのもの」を指す専門用語として使われます。
「main shock」は、余震(aftershock)や前震(foreshock)と対比される言葉です。大きな地震が起きたとき、実はその前後に小さな地震が発生していることが多いのですが、その中でいちばん規模の大きいものが「本震」になります。たとえば「The main shock occurred at 2:30 a.m.(本震は午前2時30分に発生した)」のように言います。
「main earthquake」も意味はほぼ同じですが、少し一般的な言い方です。専門的な報告やニュース記事では「main shock」がよく使われ、一般向けの説明では「main earthquake」や「the largest quake」と言うこともあります。
地震関連の英単語をあわせて覚えると理解が深まります。「foreshock(前震)」「aftershock(余震)」「epicenter(震央)」「magnitude(マグニチュード)」などは、地震のニュースでよく登場する言葉です。特に「aftershock」は日常会話でも比喩的に使われ、「The aftershocks of the scandal are still being felt(そのスキャンダルの余波はいまだに続いている)」のように、出来事の「余波」を指す表現になります。
日本語の「本震」は、「一連の地震活動の中で中心となる大きな揺れ」を意味します。英語でも「main shock」と言うとき、その背後には「他の揺れと区別される主な出来事」というニュアンスが含まれています。言葉の響きは違っても、「本震」が持つ中心的な意味合いは共通しているのですね。
