「経験」は、実際に何かをして得た知識や体験を指しますよね。英語では主に「experience(エクスペリエンス)」という言葉で表されますが、使い方によって少し意味が変わります。
まず、数えられない名詞としての「experience」は、人生や仕事などで積み重ねた経験をまとめて指します。「I have a lot of experience in teaching(教える経験がたくさんあります)」のように、スキルや知識を話すときに使われます。履歴書や面接でもよく登場する表現ですね。
一方で、「an experience」と数えられる形にすると、「ある特定の体験」という意味になります。「It was an amazing experience(それは素晴らしい体験だった)」のように、一度きりの出来事や印象的な思い出を表すときに使われます。同じ単語でも、可算・不可算でニュアンスが変わるのが面白いところです。
また、動詞としても使えます。「I experienced culture shock(文化的ショックを経験した)」のように、自分が実際に体験したことを強調する場合に使われます。もう少し柔らかく言いたいときは「go through(〜を経験する)」や「have been through」などの表現も自然です。
さらに最近では、「user experience(ユーザー体験)」という言葉もよく聞かれます。これは単に「経験」というより、「使って感じる印象」や「体験全体の質」を意味します。つまり「experience」は、日常の出来事からビジネスの専門用語まで幅広く使われる言葉なんですね。
