「インフルエンザ」は英語で「influenza」と言います。日本語の「インフルエンザ」という言葉は、この英語(もとはラテン語由来)から来ています。ただし、日常会話ではもっと短く「the flu(フル)」と呼ぶのが一般的です。
たとえば、「I have the flu(インフルエンザにかかっています)」や「He caught the flu last week(彼は先週インフルエンザにかかった)」のように使います。ここで「the」がつくのがポイントで、単に「flu」と言うよりも自然に聞こえます。
医療的な場面では正式に「influenza」と言うこともあります。「influenza virus(インフルエンザウイルス)」や「influenza vaccination(インフルエンザの予防接種)」などがその例です。特にニュースや病院の案内では、こちらの表現がよく使われます。
似た言葉に「cold(風邪)」がありますが、「the flu」と「a cold」は症状の重さが違います。英語でも「It’s not just a cold. It’s the flu.(ただの風邪じゃなくてインフルエンザなんだ)」のように区別して使われます。「flu」は高熱や関節痛を伴うことが多く、「cold」は比較的軽い鼻や喉の症状を指します。
また、英語では季節によって「flu season(インフルエンザの流行期)」という表現もよく使われます。「during flu season, wash your hands often(流行期にはこまめに手を洗いましょう)」のように、予防を呼びかける文章で見かけます。
つまり、「influenza」と「the flu」は同じ意味でも、使う場面や雰囲気が違います。ニュースや医学では「influenza」、日常会話では「the flu」。このような使い分けを知っておくと、自然に健康の話ができます。
