日本語の「行事」は、学校や地域、季節などに関わるイベントを指す言葉です。英語では文脈によっていくつかの表現が使われますが、もっとも一般的なのは「event(イベント)」と「ceremony(式典)」です。
まず「event」は、広く「出来事」や「催し」を表す言葉です。「school event(学校行事)」「sports event(スポーツ行事)」のように使われ、運動会や文化祭のような行事にもぴったり当てはまります。「There’s a big event at school tomorrow(明日、学校で大きな行事がある)」という言い方も自然です。
一方で、形式的で厳かな行事、たとえば入学式や卒業式などは「ceremony」と言います。「entrance ceremony(入学式)」「graduation ceremony(卒業式)」が代表的です。「ceremony」は儀式的な性質を持つ行事に使われ、フォーマルな響きがあります。
季節の行事には、「celebration(祝い)」や「festival(祭り)」がよく使われます。「Christmas is an important celebration(クリスマスは大切な行事だ)」や「the autumn festival(秋祭り)」のように、文化や伝統を含む行事を指します。
また、企業や団体などで定期的に行われる行事は「function」や「occasion」と言うこともあります。「a company function(会社の行事)」や「a special occasion(特別な行事)」など、少しかしこまった印象を与える表現です。
このように、英語の「行事」にあたる言葉は「event」「ceremony」「festival」「celebration」など、目的や雰囲気によって使い分けられます。
