「職業」は英語で一般的に「job」「occupation」「profession」「career」などと表現されますが、これらには少しずつ違うニュアンスがあります。
まず、いちばん身近なのは「job」です。「What’s your job?(あなたの仕事は何ですか?)」や「I got a new job(新しい仕事に就いた)」のように、具体的な働き口や職務を指します。カジュアルな場面で使われることが多く、「今している仕事」を表す言葉です。
もう少し形式的に「職業」を言いたいときは「occupation」を使います。履歴書やアンケートなどでは「Occupation: teacher(職業:教師)」のように書かれます。日常会話では少し硬い印象ですが、書き言葉としては一般的です。
「profession」は「専門職」という意味を持ちます。医者、弁護士、教師、エンジニアなど、専門知識や資格を必要とする仕事に使われます。「the medical profession(医療職)」や「She’s in the teaching profession(彼女は教育職に就いている)」のように、分野を指すこともあります。
「career」は、単なる仕事ではなく「職業人生」全体を表します。「build a career(キャリアを築く)」「career change(転職)」といったように、長期的な働き方や生き方を語るときに使われます。
このように、「job」は日常的な仕事、「occupation」は形式的な職業、「profession」は専門職、「career」は人生を通した職業の道、という使い分けになります。
