「新幹線」は英語で一般的に「bullet train(弾丸列車)」と呼ばれます。「bullet」は「弾丸」という意味で、その速さと流線型の形からこう名づけられました。海外では「Shinkansen」と日本語のままで通じることもありますが、日常的な英語表現としては「bullet train」がもっともよく使われます。
たとえば、「I took the bullet train from Tokyo to Osaka(東京から大阪まで新幹線に乗った)」のように使います。日本を旅行した外国人がよく話すフレーズのひとつですね。
新幹線は日本の技術を象徴する存在として世界的に知られています。そのため、ニュースや観光案内などでは「the Shinkansen, Japan’s high-speed train system(日本の高速鉄道システムである新幹線)」と説明されることが多いです。つまり「bullet train」がカジュアルな言い方、「high-speed train」は少しフォーマルな説明的な言い方です。
ちなみに、「train(列車)」という言葉には「通勤列車」「貨物列車」「地下鉄」など多くの種類がありますが、「bullet train」は特に高速で長距離を走る列車を指します。英語圏にも高速鉄道はありますが、たとえばフランスの「TGV」や中国の「high-speed rail」と比べても、新幹線は「時間の正確さ」や「静かさ」で特別な評価を受けています。
面白いのは、英語のニュースなどで「Shinkansen」が固有名詞として扱われる点です。たとえば「The Shinkansen is famous for its punctuality(新幹線は時間の正確さで有名だ)」のように、日本独自のブランドとして認識されています。
「bullet train」と「Shinkansen」、どちらを使うかは相手次第ですが、どちらの言葉にも「速さ」「正確さ」「安心感」といった日本のイメージが込められています。英語でこの言葉を耳にしたら、日本の誇りが世界に届いている証拠かもしれませんね。
