今回のフレーズは「A cat may look at a king」です。
「A cat may look at a king」は、直訳すると「猫は王を見ることができる」となりますが、実際には「誰にも権利はある」という意味になります。
このフレーズは、立場や身分に関係なく、誰でもある程度の自由や権利を持っていることを表現する際に使われます。
例えば、職場で上司に意見を言う場面で、「I may not be in management, but a cat may look at a king.(私は管理職ではないが、意見を言う権利はある)」と言うことができます。また、政治について話す際に、「Even ordinary people can have opinions on government decisions; after all, a cat may look at a king.(政府の決定に一般人も意見を持つことはできる。結局のところ、誰でも意見を持つ権利がある)」と言うこともできます。
「a cat may look at a king」は古くからある諺で、最も古い印刷物での記録は16世紀頃、イギリスの作家であるジョン・ヘイウッド(John Heywood)の著書に見られます。このことわざは、身分の低い者でも地位の高い者を見たり観察したりする権利があることを強調しています。明確な記録はありませんが、口承では16世紀以前から使用されていたようです。
まとめると、「A cat may look at a king」は、文字通り「猫は王を見ることができる」という意味ではなく、身分や立場に関係なく、誰もがある程度の機会や権利を持っていることを指します。このフレーズを使うことで、みんなに権利があることを強調することができます。
この「A cat may look at a king」を使って、身分や立場に関係なく自由や権利があることを表現する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
誰にも権利はある。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。