今回のフレーズは「All good things must come to an end」です。
「All good things must come to an end」は、直訳すると「すべての良いことには終わりがある」となります。
このフレーズは、文字通り、楽しい時間や幸せな瞬間が永遠には続かないことを表現しています。
例えば、楽しい旅行が終わるときに「Our vacation was amazing, but all good things must come to an end.(素晴らしい休暇だったけど、楽しい時間はいつか終わるものだね)」と言うことができます。また、長く続いた繁栄が終わるときに「The company’s golden era was incredible, but all good things must come to an end.(会社の黄金時代は素晴らしかったけど、良いことは長く続かないものだね)」と言うこともできます。
「All good things must come to an end」の由来は、14世紀のイギリスの作家であるジェフリー・チョーサー(Geoffrey Chaucer)の作品『トロイルスとクリセイデ(Troilus and Criseyde)』にさかのぼります。この詩の中で、チョーサーは「But at the laste, as every thing hath ende, She took hir leve, and nedes wolde wende(最終的に、すべてのものに終わりがあるように、彼女は去り、終わりを迎えた)」という表現を用いました。それ以来、この表現は英語圏で広く使われるようになりました。
まとめると、「All good things must come to an end」は、文字通り「すべての良いことには終わりがある」という意味で、楽しい時間や幸せな瞬間が永遠には続かないことを指します。このフレーズを使うことで、特定の出来事や状況が終わることに対する自然な受け入れを表現することができます。
この「All good things must come to an end」を使って、楽しい時間や幸せな瞬間が終わる場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
すべての良いことには終わりがある。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。