今回のフレーズは「More haste, less speed」です。
「More haste, less speed」は、直訳すると「急ぐほど、速度が遅くなる」となりますが、実際には「急がば回れ」という意味になります。
このフレーズは、急いで物事を進めるとミスが増え、結果的に時間がかかる状況を表現する際に使われます。
例えば、急いで仕事を終わらせようとしてミスを連発したときに「I made so many mistakes because I was rushing. More haste, less speed.(急いでいたのでたくさんのミスをしてしまった。急がば回れだ)」と言うことができます。また、プロジェクトの進行を急ぎすぎて問題が発生したときに、「We need to slow down and do this right. More haste, less speed.(私たちはペースを落として正確にやる必要がある。急がば回れだ)」と言うこともできます。
「More haste, less speed」は、古いラテン語の格言「Festina lente(フェスティナ・レンテ, ゆっくり急げ)」に由来するとされています。このことわざは、急いで物事を進めると逆に時間がかかることを教えています。世界中で類似の表現があり、英語ではほかにも「Haste makes waste(急ぐと無駄が生じる)」や「Make haste slowly(ゆっくり急げ)」などがあります。
まとめると、「More haste, less speed」は、文字通り「急ぐほど、速度が遅くなる」という意味ですが、急ぐことが却って遅れやミスを招くことを指します。このフレーズを使うことで、慎重に物事を進めることの重要性を伝えることができます。
この「More haste, less speed」を使って、慎重に行動することの重要性を伝えてみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
急ぐほど速度が遅くなる。急がば回れ。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。