Home is where the heart is.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#269

スポンサーリンク
このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Home is where the heart is」です。

「Home is where the heart is」は、直訳すると「家は心のあるところ」となりますが、実際には「家とは心が安らぐ場所」という意味になります。

このフレーズは、本当の家とは、自分が一番幸せを感じる場所であることを強調する際に使われます。

例えば、実家に戻ったときに「No matter where I go, home is where the heart is.(どこに行っても、心が安らぐ場所が本当の家だ)」と言うことができます。また、異国の地に住んでいても、「Even though I’m far from my birthplace, home is where the heart is.(故郷から遠く離れていても、心が安らぐ場所が本当の家だ)」と言うこともできます。

「Home is where the heart is」という考え方は古くからあるため、その明確な起源は明らかになっていません。一説では、1世紀のローマの学者・大プリニウス(ガイウス・プリニウス・セクンドゥス, Gaius Plinius Secundus)が、ラテン語で「Ubi bene, ibi patria(幸せなところに祖国がある)」と述べたことに由来しているそうです。英語圏では19世紀頃に広まり、例えば、イギリスの詩人・バイロン卿(ジョージ・ゴードン・バイロン, George Gordon Byron)は、叙事詩『ドン・ジュアン(Don Juan)』(1819-1824年)の中で、「For without hearts there is no home(心がなければ家ではない)」と表現しました。いずれにせよ、物理的な場所ではなく、愛や精神的な安らぎがある場所こそが「家」であることを伝えていて、現在でも広く共感を得ています。

まとめると、「Home is where the heart is」は、文字通り「家は心のあるところ」という意味ですが、心の安らぐ場所や大切な人たちがいる場所こそが本当の家であることを指します。このフレーズを使うことで、自分が一番幸せを感じる場所がどこであるのかを表現することができます。

この「Home is where the heart is」を使って、心の落ち着く場所を見つけたときに活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Home is where the heart is.
家は心のあるところ。家とは心が安らぐ場所。
スポンサーリンク

このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

ことわざ・格言
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました