Necessity knows no law.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#371

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Necessity knows no law」です。

直訳すると「必要性は法を知らない」となりますが、実際には「必要があれば法や規則に従わない」「緊急時は法を無視せざるを得ない」という意味になります。

このフレーズは、緊急事態や非常に必要な状況では、通常のルールや法律が無視せざるを得ないことを表現しています。

例えば、緊急事態で迅速な行動が求められるときに、「When faced with danger, necessity knows no law.(危険に直面したとき、必要性は法を知らない)」と言うことができます。

また、緊急避難の際に食べ物を盗むことが許される場合に「During the emergency, stealing food was overlooked because necessity knows no law.(緊急時には必要性が法を無視するため、食べ物を盗むことが見過ごされた)」と言うことができます。

「Necessity knows no law」の由来は、ラテン語の「Necessitas non habet legem」からきています。この表現は、生命の存続が脅かされるような極限状況下では、一般の法や規則を無視せざるを得ないという考え方に基づいています。この言葉はしばしば戦争の正当化のために引用されてきました。また、実際に2011年のイタリアで緊急避難による少量の食品を盗んだ事例が無罪とされた判例があるそうです。

まとめると、「Necessity knows no law」は、文字通り「必要性は法を知らない」という意味であり、緊急時には法や規則を無視することもあることを指します。このフレーズを使うことで、非常時や緊急事態において、通常の規則が適用されない状況を表現することができます。

この「Necessity knows no law」を使って、緊急時に法や規則が適用されない場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Necessity knows no law.
必要性は法を知らない。
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