今回のフレーズは「The rich get richer and the poor get poorer」です。
日本語にすると「金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に」となります。言い換えると「経済的な格差が広がる」という意味になります。
このフレーズは、富裕層がさらに富を増やし、貧困層がさらに貧しくなる状況を表現する際に使われます。
例えば、経済格差について話すときに、「The wealth gap keeps widening, and the rich get richer while the poor get poorer.(富の格差は広がり続け、金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏になっている)」と言うことができます。
また、政策の不公平を指摘する際に、「Current policies only ensure that the rich get richer and the poor get poorer.(現在の政策は、金持ちがさらに金持ちになり、貧乏人がさらに貧乏になることを確実にしているだけだ)」と言うこともできます。
「The rich get richer and the poor get poorer」というフレーズは、19世紀のイギリスの詩人であるパーシー・ビッシュ・シェリー(Percy Bysshe Shelley)の格言とされています。この言葉は、自由市場資本主義の影響について述べたもので、聖書のマタイによる福音書からインスピレーションを得たとされています。富を持つ者がさらに多くの資源や機会を得る一方で、貧しい者がその機会にアクセスできない状況が続いていることから広く使われるようになりました。
まとめると、「The rich get richer and the poor get poorer」は、文字通り「金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる」という意味で、社会的な不平等や経済格差を表すイディオムとして使われています。このフレーズを使うことで、現実の不公平を強調し、問題提起をすることができます。
この「The rich get richer and the poor get poorer」を使って、社会的な不平等や経済的な格差について議論する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。