Every dog has his day.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#385

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Every dog has his day」です。

「Every dog has his day」は、直訳すると「すべての犬に自分の日がある」となりますが、実際には「誰にでも良い日が来る」という意味になります。

このフレーズは、どんなに運が悪い人や成功していない人でも、いつかは良い日が訪れるという状況を表現しています。

例えば、友達が落ち込んでいるときに、「Don’t worry. Every dog has his day.(心配しないで。誰にでも良い日が来るから)」と励ますことができます。また、「Keep going. Every dog has his day.(やり続けよう。誰にでも良い日が来るから)」とも言えます。

そのほかにも、長い間頑張ってきた人がようやく報われる時に「He finally got the promotion he deserved. Every dog has his day.(彼はついにふさわしい昇進を手に入れた。誰にでもチャンスが訪れるものだ)」と言うことができます。

「Every dog has his day」という慣用句は、古くから使われてきた普遍的なことわざで、その起源はなんと古代ギリシャまで遡ると言われています。なぜ「犬」が使われたのかというと、歴史的に犬は必ずしも高貴な動物とはみなされていなかったからです。むしろ、卑しい動物と見なされてきました。

英語での最初の使用例は、16世紀のエリザベス1世(イングランド女王)が、兄であるエドワード6世に宛てた手紙に見られます。その後、1600年頃に書かれたウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の中で使用されたことで、広く知られるようになりました。

「his」の代わりに「its」を用いて「Every dog has its day」と言うこともあります。

まとめると、「Every dog has his day」は、文字通り「すべての犬に自分のの日がある」という意味ではなく、誰にでも成功する日やチャンスが訪れることを指します。このフレーズを使うことで、相手を励ましたり希望を持たせたりすることができます。

この「Every dog has his day」を使って、誰かを元気づけたい場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Every dog has his day.
すべての犬に自分の日がある。誰にでも良い日が来る。
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