All thumbs.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#39

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「All thumbs」です。

「All thumbs」は、直訳すると「すべて親指」となりますが、実際には「不器用な」「ぎこちない」という意味になります。

このフレーズは、特に手先の作業や細かい作業をする際に、不器用であることを表現する際に使われます。

例えば、何か苦手なことがある場合に、「I tried to sew on the button, but I’m all thumbs with a needle and thread.(ボタンを縫おうとしたけど、針と糸は全然うまく扱えないんだ)」と言うことができます。また、あまり料理や炊事がしない場合などに、「He’s all thumbs in the kitchen.(彼は炊事ができない)」と言うこともできます。ほかにも、「Tom is all thumbs when it comes to using chopsticks.(トムは箸を使うときは全く器用じゃない)」と言うこともできます。

「All thumbs」ということわざは、16世紀の作家であるジョン・ヘイウッド(John Heywood )のことわざ集に含まれているフレーズ「when he should get aught, each finger is a thumb」に由来しています。このことわざは、全ての指が親指だったらどれほど不器用かということを描写していて、このイメージから手先が不器用な人を表す隠喩となりました。手が全て親指で構成されていると想像してみるとわかりやすいかもしれませんね。親指はほかの指に比べて太くて扱うのが難しいので、全ての指が親指であれば細かい作業がうまくできないというイメージがあります。

まとめると、「All thumbs」は、文字通り「全部親指」という意味ではなく、手先が不器用であることを指します。このフレーズを使うことで、自分や他人が不器用であることをユーモラスに表現することができます。

この「All thumbs」を使って、不器用な場面での会話に活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

All thumbs.
すべて親指。不器用な。ぎこちない。
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