今回のフレーズは「Preaching to the choir」です。
直訳すると「聖歌隊に説教する」となりますが、実際には「すでに賛成している人に説得する」「無駄な説教をする」という意味になります。
このフレーズは、すでに同意している人たちに対して、改めて説得や説明を行う無駄な行為を表現しています。
例えば、同じことを何度も指摘してくる人に、「You’re preaching to the choir.(もう分かってるよ/あなたは聖歌隊に説教してるよ)」と言うことができます。
また、すでに健康の重要性を理解している人たちに健康についての講義をする場合に、「Giving a health lecture to fitness enthusiasts is like preaching to the choir.(フィットネス愛好家に健康についての講義をするのは、無駄な説教をするようなものだ)」と言うこともできます。
「Preaching to the choir」の由来は、教会の聖歌隊はすでに牧師のメッセージに賛同している人々であるため、彼らに説教することは無意味であるという考えからきています。その後、同意を得る必要のない人々に対して意見を述べる際に使われるようになりました。
まとめると、「Preaching to the choir」は、文字通り「聖歌隊に説教する」という意味ではなく、すでに同意している人に対して無駄な説得をすることを指します。このフレーズを使うことで、すでに賛成している人たちに改めて説得を行う無駄な行為を表現することができます。
この「Preaching to the choir」を使って、無駄な説得をしている状況を表現してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
聖歌隊に説教する。無駄な説教をする。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。