今回のフレーズは「Unity makes strength」です。
直訳すると「団結は力を生む」となりますが、実際には「団結は力なり」「団結すれば強くなる」という意味になります。
このフレーズは、個々協力し合うことで、大きな成果を達成できることを強調するために使われます。
例えば、スポーツチームが一致団結して試合に勝利したときに「The team won the game because unity makes strength.(チームは団結したことで試合に勝利した)」と言うことができます。また、会社のプロジェクトで全員が協力して成功を収めたときに、「We succeeded in the project because unity makes strength.(一致団結したことでプロジェクトが成功した)」と言うこともできます。
「Unity makes strength/団結は力なり」は古くからある格言で、特に古代ギリシャの哲学者ホメロスの『イリアス』(紀元前850年ごろ)の中の、「力は団結にある(ισχύς εν τη ενώσει)」という言葉が起源とされています。これがラテン語に適応され、「調和によって小さなものも成長する」という意味の「concordia res parvae crescunt」となりました。この言葉は、国の表現として初めてオランダ共和国(Dutch Republic, 1579-1795)で採用されました。以降、ベルギー、ブルガリア、ハイチ、マレーシアなどがこの言葉を採用し、さまざまな形で広まっています。
まとめると、「Unity makes strength」は、文字通り「団結は力を生む」という意味であり、協力し合うことの重要性を強調するイディオムです。このフレーズを使うことで、チームワークや協力の大切さを伝えることができます。
この「Unity makes strength」を使って、協力や団結の重要性を伝えたい場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
団結は力を生む。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。