今回のフレーズは「Never speak ill of the dead」です。
日本語にすると「亡くなった人の悪口を言ってはいけない」という意味になります。
このフレーズは、亡くなった人に対して尊敬と敬意を示すべきだという考えを表現しています。死者はもはや自分を弁護することができないため、生者はその名誉を傷つけないようにするべきだという意味も含まれています。
例えば、誰かが亡くなった後、その人について悪く言うことを避けるときに、「Never speak ill of the dead.(亡くなった人の悪口を言ってはいけない)」と言うことができます。また、故人に対する尊敬の念を示す場面で、「We should remember the good things about him. Never speak ill of the dead.(彼の良いところを思い出そう。亡くなった人の悪口を言ってはいけない)」と言うこともできます。
「Never speak ill of the dead」の由来は、ギリシャ七賢人の一人であるスパルタのキロン(ケイロン)の言葉から来ているとされています。その後、ラテン語で「De mortuis nil nisi bonum(死者については良いことしか言ってはいけない)」と訳され、英語圏にも伝わりました。亡くなった人への敬意は普遍的な倫理観として多くの文化で広く認識されており、日本語にも「死者に鞭打つな」という言葉があります。
まとめると、「Never speak ill of the dead」は、文字通り「亡くなった人の悪口を言ってはいけない」という意味であり、故人に対する敬意や礼儀を示すためのフレーズです。このフレーズを使うことで、亡くなった人に対する尊敬の念を表すことができます。
この「Never speak ill of the dead」を使って、故人に対する敬意を示したい場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
亡くなった人の悪口を言ってはいけない。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。