Penny wise and pound foolish.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#458

スポンサーリンク
このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Penny wise and pound foolish」です。

直訳すると「ペニーには賢く、ポンドには愚か」となりますが、実際には「小さなことには賢いが、大きなことには愚か」という意味になります。

このフレーズは、小さな節約や利益にとらわれて、結果的に大きな損失を招くことを指します。日本語では「安物買いの銭失い」「因小失大(いんしょうしつだい)」などと訳されています。

例えば、安いけど品質の悪い商品を買って結局すぐに壊れてしまった場合に、「Buying cheap tools is often penny wise and pound foolish.(安い道具を買うことは、結局のところ、安物買いの銭失いだ)」と言うことができます。

また、短期的な節約を優先して長期的な利益を見失う場合に「Focusing on short-term savings without considering long-term costs is penny wise and pound foolish.(長期的なコストを考えずに短期的な節約にこだわるのは、小事にこだわり大事を見失うことになる)」と言うこともできます。

このフレーズの由来は、イギリスの貨幣制度において、ペニーはポンドよりもはるかに価値が低いことに由来しています。1ペニーは1ポンドの100分の1、つまり100ペニーで1ポンドに値します。このことから、小さな小銭には慎重で、大きな金額になると浪費する矛盾を指すようになりました。

まとめると、「Penny wise and pound foolish」は、文字通り「ペニーには賢く、ポンドには愚か」という意味ですが、小さなことにこだわって大きなことを見落とすことを指すイディオムです。このフレーズを使うことで、目先の利益に囚われず、全体を見通す重要性を強調することができます。

この「Penny wise and pound foolish」を使って、全体を見渡し、バランスの取れた判断を促す場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Penny wise and pound foolish.
ペニーには賢く、ポンドには愚か。安物買いの銭失。
スポンサーリンク

このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

ことわざ・格言
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました