今回のフレーズは「In the twinkling of an eye」です。
「In the twinkling of an eye」は、直訳すると「目のきらめきの間に」となりますが、実際には「瞬く間に」「あっという間に」という意味になります。
このフレーズは、何かが非常に短い時間で起こることを表現する際に使われます。
例えば、時間が非常に速く感じられるときに、「The vacation was over in the twinkling of an eye.(休暇はあっという間に終わった)」と言うことができます。また、何かが突然起こったときなどに、「The storm came and went in the twinkling of an eye.(嵐は瞬く間にやって来て去っていった)」と言うこともできます。
このフレーズの由来は、新約聖書の『コリントの信徒への手紙一(The First Epistle of Clement)』に由来しています。具体的には、「Behold, I tell you a mystery; we shall not all sleep, but we shall all be changed, in a moment, in the twinkling of an eye, at the last trumpet」という言葉です。つまり、この聖句は、最後の審判中の出来事の速さを表現したもので、瞬時に起こる様子をまばたきの時間に例えています。これが元となり、14世紀の文学作品や、16世紀のウィリアム・シェイクスピアの『ヴェニスの商人』などの文学を通じて広く普及しました。
まとめると、「In the twinkling of an eye」は、文字通り「目のきらめきの間に」という意味ではなく、何かが非常に短い時間で起こることを指します。このフレーズを使うことで、出来事が非常に速く進行することを表現することができます。
この「In the twinkling of an eye」を使って、何かがあっという間に起こる場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
目のきらめきの間に。瞬く間に。あっという間に。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。