Leave no stone unturned.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#97

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Leave no stone unturned」です。

「Leave no stone unturned」は、直訳すると「裏返さない石を一つも残さない」となりますが、実際には「徹底的に調査する」「あらゆる手段を尽くす」という意味になります。

このフレーズは、目標を達成するために全力を尽くして、どんな小さな手がかりも見逃さないことを表現しています。

例えば、失くした鍵を探しているときに、「I’ll leave no stone unturned until I find my keys.(鍵を見つけるまで徹底的に探すよ)」と言うことができます。また、ビジネスで新しい市場に参入する際に、「We’ll leave no stone unturned in our quest to enter the new market.(新しい市場に参入するために、あらゆる手段を尽くす)」と言うこともできます。そのほかにも、警察が失踪した人を捜査している場合などで、「The police left no stone unturned in their search for the missing person.(警察は失踪者を探すためにあらゆる手段を尽くした)」と言うこともできます

このフレーズの起源は古代ギリシャの伝説にさかのぼります。479年のプラタイアの戦いでペルシアの将軍マルドニオスが敗れると、彼は自身の財宝を埋めました。その財宝を見つけようとしたポリクラテスはデルフォイで神託を受け、「あらゆる石を返して探す」ように助言されたという話です。つまり、徹底的に調べよ、ということですね。その後、16世紀頃から英語でも使われるようになりました。

まとめると、「Leave no stone unturned」は、文字通り「石を一つも裏返さずに残さない」という意味ではなく、目標達成のために徹底的に調査し、全力を尽くすことを指します。このフレーズを使うことで、どんな小さな可能性も見逃さずに努力することを表現することができます。

この「Leave no stone unturned」を使って、目標を達成するために全力を尽くす場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Leave no stone unturned.
返さない石を一つも残さない、徹底的に調査する。あらゆる手段を尽くす。
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