英語では、日本語の「見る」にあたる言葉がいくつかあります。「look」「see」「watch」です。それぞれニュアンスが少しずつ異なるので、順番に違いを見ていきましょう。
まず「look」は「意識して目を向ける」という意味です。たとえば「Look at the sky!(空を見て!)」のように、注意を向ける動作を表します。瞬間的でも、視線を向けること自体がポイントです。
「see」は「目に入る」「見える」という自然な感覚です。「I can see the mountains from my window.(窓から山が見える)」のように、自分から意識しなくても視界に入ってくるものに使います。
一方「watch」は「動きを追ってじっと見る」という意味です。映画やスポーツ観戦に使われるのはこのためです。「I’m watching TV.」はただ画面を見ているのではなく、映像の動きに注目しているニュアンスがあります。
まとめると、「look=目を向ける」「see=自然に見える」「watch=動きをじっと見る」と考えると整理しやすいです。
たとえば「テレビを見る」とき、「see TV」ではなく「watch TV」と言うのが一般的です。ちょっとした違いですが、言い分けを知っていると会話で迷いにくくなります。