「job」と「work」は日本語だとどちらも「仕事」と訳されますが、英語では意味の使い分けがあります。それぞれニュアンスが少し異なるので、順番に違いを見ていきましょう。
まず「job」は、具体的な「職業」や「役割」を指します。たとえば「He got a new job.(彼は新しい仕事を得た)」のように、会社でのポジションや職務そのものを表します。また「That’s my job.(それは私の役目だ)」のように、責任や担当を意味することもあります。
一方で「work」は、もう少し広い意味で「労働」や「作業」全般を指します。「I have a lot of work to do.(やるべき仕事がたくさんある)」のように、具体的な職業ではなく、作業の量や活動そのものに焦点を当てる言い方です。
面白いポイントは、「job」は数えられる名詞なのに対して、「work」は基本的に数えられない名詞だということです。「three jobs」とは言えますが、「three works」とは普通言いません。代わりに「pieces of work」などと表現します。
まとめると、「job=職や役割」「work=作業や労働」と区別するとわかりやすいです。
日常会話で「I finished my job.」と言えば「自分の役割を終えた」というニュアンスになり、「I finished my work.」と言えば「作業をやり終えた」というニュアンスになります。ちょっとした違いですが、使い分けると意味がよりはっきりします。