英語の「custom」と「customs」は実は意味が違う?

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「custom」という単語、学校で習ったときに「習慣」という意味で覚えた人も多いと思います。でも実際には単数形と複数形で意味が大きく変わる、ちょっとトリッキーな単語です。

まず「custom(単数形)」は「慣習」「習わし」という意味です。たとえば「It’s our custom to take off shoes before entering the house.」なら「家に入る前に靴を脱ぐのが私たちの習慣です」ということ。特定の社会や文化に根付いた習慣を指すときによく使われます。

次に「customs(複数形)」になると、まったく別の意味で「税関」になります。空港でよく見かける「Customs」という標識、あれは「習慣」ではなく「税関」という意味です。「go through customs」で「税関を通る」という表現になります。これは複数形でしか使われない特殊な用法です。

さらにもうひとつ、「custom」は「特注」「オーダーメイド」の意味もあります。たとえば「custom-made suit」は「仕立てられたスーツ」。ITの分野でも「custom settings」といえば「カスタム設定」、つまり自分好みに調整された設定を指します。

まとめると、「custom」は「習慣」や「特注」、「customs」は「税関」。一見同じ単語のようですが、使い方で意味がガラリと変わります。英語ではこうした「単数と複数で別の意味になる単語」がときどきあるので、ちょっとした雑学として覚えておくと面白いと思います。

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