英語で「チーズ」はもちろん「cheese」ですが、この言葉には単に食べ物以上の意味や使い方があります。
まずおもしろいのは、「cheese」が写真を撮るときの掛け声に使われることです。「Say cheese!」といえば、自然に口が横に広がって笑顔になるので、英語圏ではカメラの前での定番フレーズになっています。日本語の「はい、チーズ!」も、そこから来ているんですね。
さらに、「cheesy」という形容詞があります。直訳すると「チーズっぽい」ですが、日常会話では「ダサい」「わざとらしい」「安っぽい」という意味でよく使われます。たとえば「That movie was so cheesy.」といえば、「あの映画、ベタすぎたね」というニュアンスです。もちろん、チーズ料理を褒めたいときは「This pizza is so cheesy!」とポジティブに使うこともあります。文脈次第で意味が変わるのが面白いところです。
また、スラングとして「big cheese」という表現もあります。これは「大物」「偉い人」という意味です。由来は「cheese」が「大事なもの」を指して使われたところから来ているそうです。日常会話では少しユーモラスに聞こえるので、カジュアルな表現として覚えておくと楽しいかもしれません。
もちろん「cheese」と言えば食文化の世界も広がっています。「mozzarella(モッツァレラ)」「cheddar(チェダー)」「blue cheese(ブルーチーズ)」など、種類はとても豊富。英語でチーズの名前を知っていると、海外のレストランやスーパーで役立ちますし、日本で見かける輸入チーズも読みやすくなります。
つまり「cheese」は、食べ物としてだけでなく、笑顔を作ったり、ユーモアを交えた表現になったりする言葉です。ちょっと身近に感じながら使ってみると、英語の会話がぐっと楽しくなるかもしれませんね。