日本語の「太もも」は脚の上のほう、腰から膝までの部分を指します。英語では「thigh」という単語が対応します。「My thighs are sore from running(走って太ももが筋肉痛だ)」のように、運動や体の話でよく使われます。
一方、「leg」と言うと脚全体を意味し、「thigh」はその一部という位置づけです。さらに細かく分けると、前側は「quadriceps(大腿四頭筋)」、後ろ側は「hamstring(ハムストリング)」と呼ばれ、トレーニングや医学の文脈でよく出てきます。
日常表現でも「thigh」は登場します。「thigh-high boots」は「太ももまであるブーツ」、「chicken thigh」は料理でよく見かける「鶏もも肉」です。体の部分の名前が、料理やファッションにそのまま使われているのは面白いですね。
また、太ももの外側や付け根の部分を指す場合は「upper leg(上腿)」と呼ばれることもあります。「leg」が「脚全体」を意味するため、あえて「upper leg」と言うことで、膝から上の部分を強調できます。
さらに、英語には太ももに関する慣用表現も存在します。たとえば「to slap one’s thigh」は「太ももを叩く」「大笑いする」という意味で、笑いながら太ももをたたく仕草から生まれた表現です。
こうして見ていくと、英語の「thigh」や関連表現は、解剖学、スポーツ、料理、ファッションといった多彩な領域に広がっていることがわかります。日本語の「太もも」も、健康や美しさ、力強さを語るときに欠かせない言葉ですが、英語でも同じように幅広い使い方をされています。
