日本語で「膝(ひざ)」と言えば、脚を曲げる関節の部分を指します。英語では「knee」がそのまま対応します。「I hurt my knee(膝をけがした)」や「Get down on your knees(ひざまずく)」のように使われます。
「knee」には発音の小さな落とし穴もあります。頭の「k」は発音せず、「ニー」と読みます。「know」「knife」などと同じで、昔は「k」も発音されていましたが、時代とともに消えてしまった名残です。
膝の動作に関わる表現も多くあります。「on one knee」は片膝をついた状態を意味し、プロポーズの場面を思い浮かべる人も多いと思います。「weak at the knees」は「足がすくむ」「膝ががくがくする」という比喩で、驚きや感動を表すときによく使われます。
また、「knee」はことわざの中にも登場します。「to bring someone to their knees」は「相手を屈服させる」という意味です。「the bee’s knees」はちょっと不思議ですが「最高にすばらしいもの」というスラング的表現として使われます。
このように、「knee」は体の部位としての膝だけでなく、行動や感情を表す場面にも使われています。日本語でも「膝を突き合わせて話す」という表現があるように、英語でも膝は人間らしい動作や気持ちを象徴する存在と言えますね。
