「肺」は呼吸をつかさどる大事な臓器を指します。英語では「lung」という単語を使います。複数形の「lungs」で「両肺」を表すのが一般的です。「Smoking is bad for your lungs(喫煙は肺に悪い)」や「She took a deep breath and filled her lungs with air(彼女は深呼吸をして肺いっぱいに空気を入れた)」のように使われます。
専門的な文脈では「pulmonary(肺の)」という形容詞もよく登場します。「pulmonary disease(肺の病気)」「pulmonary function(肺機能)」といった表現です。医学や生物学では「lung」よりも「pulmonary」が使われることも多いです。
面白いのは、比喩的な表現にも「lungs」が出てくることです。「at the top of one’s lungs」というフレーズは「声の限りに」という意味で、「He shouted at the top of his lungs(彼は肺の限り大声で叫んだ)」と使います。肺が声の力を生み出す臓器だからこそ生まれた表現です。
また、日常会話ではあまり使いませんが、「give one’s lungs out」という言い方もあり、「必死に叫ぶ」や「せき込みすぎる」という意味になります。
このように、英語の「lung」は医学的な文脈はもちろん、日常表現や比喩の中でも生きているのが面白いですね。
