日本語の「目」は体の器官としても、比喩的な表現としてもよく使います。英語では基本的に「eye」がその役割を担っています。「She has beautiful eyes(彼女は美しい目をしている)」のように複数形で使うのが一般的です。
細かく言うと、「eyelid(まぶた)」「eyelash(まつげ)」「eyebrow(まゆげ)」「pupil(瞳孔)」「iris(虹彩)」など、部位ごとに名前があります。人の顔を描写したり、医学的に説明するときにはこうした語彙が役立ちます。
比喩的な表現も豊富です。「keep an eye on」は「目を離さず見守る」、「in the public eye」は「世間の注目を浴びる」という意味です。また「the apple of one’s eye」は「とても大切な人やもの」を指す表現で、聖書に由来しています。
感情や態度を伝える表現もあります。「to open someone’s eyes」は「気づかせる」、「with one’s own eyes」は「自分の目で確かめる」という意味です。さらに「more than meets the eye」は「見た目以上に奥深い」という表現で、人や物事の本質に触れるときに使われます。
このように、「eye」は単なる器官の名前にとどまらず、注意・大切さ・真実を見抜く力などを象徴する言葉でもあります。日本語の「目」と同じように、英語でも日常から文学まで幅広く活躍する表現なのが面白いですね。
